朝霧高原を野外音楽イベントのメッカに!!
2004.9.28

 昔から“石の上にも三年”と言いますが、昨年の第3回朝霧ジャムの大成功によって、朝霧高原にすっかり定着した野外音楽イベントが、この「It's a beautiful day Camp in 朝霧Jam」です。

 今年も、地元の皆様のご理解とご協力により、10月2日(土)・3日(日)の2日間開催されます。
 昨年はチケットが早々に完売したので、今年は若干増やしましたが、アーティストの発表される前に、すでに一万枚のチケットと三千枚の駐車券は完全に売り切れるなど、嬉しい悲鳴をあげています。
今や、朝霧ジャムは全国各地の音楽好きな若者たちの間では大変な人気になっています。
 
 一体この人気の秘密はどこに、その魅力はあるのでしょうか。まず、何と言っても世界の一流アーティストの生演奏が目の前で楽しめることが、北海道から九州まで全国各地より熱狂的なファンが朝霧に集合してくれる所似ではないでしょうか。

 二つ目の魅力は、やはり麗峰富士山を仰ぐ朝霧高原の爽やかで雄大なロケーション。“キャンプイン朝霧”のキャッチフレーズのように、大自然の懐に抱かれ、人間も自然の一部であることに気付き、謙虚な心になって自然と音楽を楽しむ若者が増えてきたなと実感しています。

 三つ目の魅力は、人と人の出会いです。当日の運営に約二百人のボランティアがあたりますが、もしプロのイベント会社がすべてを企画運営していたら、このような盛り上がりは生まれなかったのではと思われます。
 一口で言えば、「みんなで創る音楽イベント」が朝霧ジャムの魅力であり、若者達の運命の出会い、仲間づくりの場でもあるのです。

 四つ目の魅力は、音楽を楽しみながら朝霧高原の食文化を味わえることです。朝霧牛乳・富士宮やきそば・巻き狩り鍋・地ビールにハム・ソーセージ・ヨーグル豚など、地域の食材を生かしたオリジナルな味と多彩なもてなしの心で歓待し、三十数店の出店者も一緒になって楽しむ一大カーニバルとなっています。

 この音楽イベントを開催するにあたり、会場所有者の富士宮市をはじめ、地元関係者の皆様のご理解とご協力によって支えられていることに深く感謝しております。
 特に朝霧地域は、酪農家の皆様の乳牛の生産と生活の場に、たとえ二日間とはいえ、音楽を持ち込むことに大変恐縮しております。ですから、そのご迷惑を最小限に努力することはもとより、環境問題や交通対策に万全を期してまいります

 今、富士宮市では「やきそば学会」をはじめ、若者達の「まちづくり」への取り組みが、どこの町よりも活発に行われており、将来が大変楽しみであります。
「まちづくりは人づくり」と言われているように、何よりも「人材づくり」が最も大切です。この朝霧ジャムにおいても、「まちづくりのリーダー」が続々と育っています。
 このイベントのテーマ、「富士山麓を国際交流のひのき舞台」にするための一つのステップとして、「朝霧高原を音楽のメッカ」にしていきたいという考えに一歩一歩近づき始めているのを実感として感じています。

 この夢の実現の為に、市民の皆様には温かい長い目で見守って頂くことを心よりお願いし、第4回朝霧ジャム音楽祭の成功を祈ってやみません。
 富士宮市観光協会会長と致しましても、全国から集う参加者に、富士山・田貫湖・白糸滝・浅間大社などの観光スポットを大いに情報発信する場として、「観光ふじのみや」の発展に役立てて行きたいと考えております。
                             朝霧ジャム実行委員会
                              委員長 秋 鹿 博